東京モーターショー2002 ヴィンテージ商用車コーナー編 −昭和30年代の商用車−
昭和30年式みずしまTM6D型。この頃、(戦時中の)三菱重工業は三菱日本重工業、新三菱重工業、三菱造船の三社に分割されていた。この車は、新三菱重工業で生産された。なお、この三社は昭和39年に再合併して三菱重工業となったのち、昭和45年に自動車事業本部が分離して三菱自動車工業となる。
キャビン下部のフレームやボディ後方などのエンブレムには、スリーダイヤとともに「みずしま」の文字がある。
昭和33年式ダットサントラック220型。この年1月のロサンゼルス自動車ショーに出品したところ大いに注目され、対米輸出の足がかりを作ったモデルである。
昭和34年式トヨエース。現在まで作られているトヨエースの原点である。当時は三輪トラックの全盛期であったが、この車が三輪から四輪へ転換する旗振り役となったことは有名である。
昭和36年式スズライトキャリイ。当時は軽トラックも今のようなキャブオーバー・セミキャブスタイルではなく、このようなボンネットスタイルだった。このキャリイは計四輪トラック最大の荷台面積、軽四輪最高出力(21馬力)などの特長で好評を博した。
昭和38年式エルフ。昭和34年から発売されたエルフは、国内初のフルキャブオーバートラックでもあった。大きな丸目二灯はなかなか愛嬌があるが、ほかにもドアが前開きなどの点も興味深い。
懐かしい、平仮名の「いすゞ」エンブレム。
昭和39年式サンバーライトバン。スバル360と同様、後輪にはポジティブキャンバー(逆ハの字)がついている。リアゲートの下に細いスリットがあるなんて知らなかった……。