東京モーターショー2002 トヨタ自動車編
トヨタ自動車、日野自動車、ダイハツ工業は、例年通り三社連携して展示を行っていた。東ホールの半分以上をこの三社が占め、残りのスペースはヴィンテージ商用車コーナーや特別出品コーナーという状況であった。ここでは、トヨタ自動車の出品車を紹介する。三社のインフォメーションコーナー。余りの広さに「さすがは……」と思わせられる。
今年登場したプロボックス・サクシードは、やはり力を入れて展示されていた。このサクシード バイオフローリストは、移動花屋仕様のカスタマイズカーとして参考出品されていた。
一目見て気になったのは、ガラスがはめられてハイルーフ化された天井。初代カルディナにもこんな感じのスカイキャノピーというモデルがあったが、こちらはリアゲートまで高くなっている(スカイキャノピーのリアゲートは標準車と同じ)。資料によると全高1770ミリなので、おおよそ250ミリほどハイルーフ化されている計算になる。
サクシード バイオフローリストのメーカー広報写真。いかにも「お花屋さん」である。
ハイブリッドシステムとCVTとを組み合わせたノンステップ小型バス、フラッポ。
従来から「コースター ハイブリッドEV」として、小型エンジンで発電しつつバッテリーで走行するハイブリッドバスは市販されていたが、このフラッポの特色は、発進・低速走行時は電気で、通常走行時はエンジンで走ること(トヨタのプリウスをイメージすれば分かりやすい)と、ノンステップとなっていることである。
フラッポの室内(広報写真)。右側のシートは「スペースアップシート」といい、独立して折りたためるようになっている。
室内左側の一部はこのような「スムーズリフトアップシート」となっていて、立ち上がりをアシストしてくれる……そうだが、私は体重が軽すぎて効果を実感できなかった。
モーターショーの一ヶ月ほど前に国土交通省の大臣認定を取得し、晴れてナンバーが付いて公道試験を開始した燃料電池ハイブリッドノンステップ大型バス、FCHV-BUS2。フロントには日野マークが付いているが、モーターショーのときに配布された資料ではトヨタのページに載っていた。ルーフ上方に5本の高圧水素タンクが置かれ(前扉上方。写真ではカバーが上方に跳ね上げられている)、車体後部に置かれた「トヨタFCスタック」という燃料電池で水素と酸素を反応させて電気を取り出して、モーターを駆動する。また、バッテリーでブレーキ回生も行えるようになっている。
また、希望ナンバーで登録されている理由を尋ねたら、「深ーい意味が込められているのですが秘密です」とかわされてしまった。
FCHV-BUS2の室内。デモカーだからできたことであろうが、間仕切りが半円状の切抜きがある透明板であるのが目を引く。