東京モーターショー2002 富士重工業編
富士重工業はサンバーシリーズを中心とした出品であった(参考出品車を含めて13台がサンバーシリーズ)。しかし、エコテクノロジーカンパニーや宇宙航空カンパニーの展示もあるなど、多面性のある展示でもあった。サンバー低床式幌付コンテナの赤帽仕様車。ご存知の方も多いとは思うが、赤帽仕様車は赤帽組合員でなければ購入できない(組合員から中古車を譲り受ける、というのはどうなのだろう?)のみならず、標準車とはさまざまな点で異なっている。例えば、左フェンダーミラーは赤帽仕様のみの設定である。
サンバーはRR式のためホイールベース間にドライブシャフトがなく、そのためにこのような低床化ができる。荷台内高は1940ミリ。確か550ccになりたての時期のサンバーにもこのようなモデルがあったと思う。荷台に段差がないほうが都合が良いときには、荷台前方に掛けられている板を渡せばフラットになる。
「サンバー赤帽車のエンジンはヘッドカバーが赤い」という話を聞いたことがあるが、実物を見るのは初めてである。ご丁寧に「赤帽専用」と入っている。このエンジン、単にヘッドカバーが赤いだけではなく、耐久性を上げるために手を加えてあるとのこと。
確か、運転席に赤いラインが入るのも赤帽車のみだったと思う。
参考出品車として展示されていた、サンバー消防・浄水兼用防災車。荷台部分に、消防用ポンプか浄水設備かを用途に応じて換装可能。結構役立ちそうに思える。また、ドア周りの金色の縁取りもかっこいい。
レールに乗っているのが投光機もセットになった浄水設備、手前に見えるのが消防ポンプ。どちらもロビンエンジン。荷台奥にウインチが付いており、載せかえるのを助ける。
運転席。ステアリング脇からATシフトレバーが生えるのが特徴的。サイレンアンプはラジオの下に。
有機資源分別回収車CVSRという、コンビニなどから出る賞味期限切れのパック詰めされた食品などをそのまま回収する車。重量比で99.6%という高い精度で生ごみと容器などとに自動分別できる。
おまけ
2000年の第34回東京モーターショーでのスバルブール。段の上にはJAサンバーと赤帽サンバーが並んいて、後ろには消防車がいるという光景に、いかにも商用車ショーという思いを強くしたのだった。日を改めて行ったら、赤帽サンバーが左、JAサンバーが右と位置が入れ替わっていたことを思い出す。ちなみに今年はJAサンバーは出品されていなかった。
同じく、第34回のショーに出品されていたサンバーのカットモデル。旧型のモデルだが、ホイールベース間の荷台直下スペースが空洞になっているのがお分かりいただけるだろうか。